2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

丁夫人の嘆き(曹操の後庭) 九十八

丁夫人の嘆き(曹操の後庭) 九十八 「なかなかやりおるわい」と、三明は劉焉の手並みに苦笑した。 劉焉は益州経営に手を染めたばかりだ。土地の豪族を相手にするには兵員がたりない。喉から手が出るほど兵士が欲しい。そこで道教教団に目をつけたのだ。信徒は…