2016-01-01から1年間の記事一覧

うちのカレー

うちのカレー どこのお家も、カレーへのこだわりは相当なものがあると思う。秘訣をたずねるとみなさん、様々なこつがおありだ。凝ってるわね。と、感心してしまう。それぞれのご家庭に「うちのカレー」があるようだ。 わが家の「うちのカレー」は 材料:五皿…

ネコの横座りとネコ笑い

ネコの横座り ネコが横座りすると、 なんとなく「蜘蛛」を連想してしまう。 子猫の時は、横座りなんてしなかった。 しなやかさが失せしまい、毛繕いがしにくくなったから、こんな姿勢をとるのかしら? こんな顔のネコに笑いかけると ネコの笑顔がかえってき…

ウコンを粉に。《続 ウコンをもらった!》

ウコンを粉に。続 ウコンをもらった! もらったウコンを スライサーで薄切りにして 乾燥させること3日、ちりちりに乾燥しました。 ミルミキサーにかけて粉末にするのですが、我が家にはそれがなかったので買いにいきました。 めがね、忘れてお店でいい加減…

同情するな!そんな男は棄てなさい

同情するな!そんな男は棄てなさい 私はオーダー専門の紳士服店で働いていたことがある。 私の仕事は、お店の受付に座り、電話応対、接客、レジ、簡単な事務と掃除にお茶だしなどだ。 店は大阪ミナミの歓楽街にあり、近くにはヤクザの組事務所があった。 場…

換気扇のそうじ・服についた油ジミのしみ抜き

換気扇のそうじ 服についた油ジミのしみ抜き 本日、換気扇のそうじをしました。 わが家の換気扇は、もとはフードタイプでした。 ある日、換気扇が叫びはじめました。 まるで象が鳴くような声をたてて。ぷあ~ん、ぷあ~ん。そのうち叫びはいよいよ佳境にはい…

『ベルサイユの薔薇』愛蔵版をもらった!

『ベルサイユの薔薇』愛蔵版をもらった! 私の知人に、池田理代子氏のご親戚とずっと親しくされている方がいらっしゃいます。 池田さんのお家は裕福で、知人の友人(池田理代子氏のご親戚)の家を長年にわたって経済的に援助されたそうです。 「嫌な顔ひとつ…

ウコンをもらった!

ウコンをもらった! 土ショウガみたいでしょ。三つもらいました。 でも、土ショウガより手触りが固い。 ウコンは肝臓によいそうです。 でも、高価ではありませんか? 遠慮がちに戴いたのですよ。 Tさんがご自分で二株を栽培されたそうで、収穫は直径三十セ…

妖(もののけ)の涙――小説玉璽物語十七

妖(もののけ)の涙――小説玉璽物語 十七 「わっはっは。天下の袁術が嫉妬に身を焦がす」 螻蛄(けら)の好学が笑った。 「先生は笑いなさるが、本人たちには由々しいことですぞ」 「うむ、そうだろう」 好学が頷く。 「わが鼠族は人にも劣らぬ慈愛と知恵をもつ…

ごはんのお友

ごはんのお友 数ヶ月まえのこと、友達が「酢の物やサラダにするとおいしいそうよ」と、茎わかめをいただいた。これが私と茎わかめとの初めての出合いだ。海藻サラダのたぐいはあまりすきじゃない。 それでクックパッドで茎わかめのレシピを探した。すると茎…

困ったネコ

困ったネコ ここ数ヶ月、うちのネコは、 ネコトイレでおしっこをしなくなった。 はじめのうちは、ふわふわのカーペットでおしっこをしだした。それで何度も 「シーコイコイはネコトイレでしょ」と、怒って躾けた。 あまりききめがない。 で、カーペットはた…

堺市さん、防犯カメラも是非、検討して欲しいわ

堺市さん 防犯カメラも是非、検討して欲しいわ 堺市は仁徳天皇陵を含む百舌鳥・古市(もず・ふるいち)を世界文化遺産に登録しようと運動しています。 とても素晴らしいことで、はやく世界文化遺産に認定されるといいなと、心躍らせて待っています。 陵と道…

焼き芋風スイートポテト

焼き芋風スイートポテト さつま芋がおいしい季節になるとスイートポテトの種を作って冷凍しておく。 いつもは こんなふうなスイートポテトです。 でも、いつもこれでは味も単一であきてしまいます。 紫芋の粉と白あんがあったので、遊び心をだして 焼き芋風…

大衆演劇を観た

大衆演劇を観た ちょっとした知人から大衆演劇の割引券をいただいた。歌舞伎や宝塚歌劇、oskは株主優待券があったせいで、小さい頃はよく観に行った。大衆演劇も、当時の住まいの近くに劇場があったので、大人にくっついて観に行ったものだ。 興行主の子が小…

妖(もののけ)の涙――小説玉璽物語 十六

妖(もののけ)の涙――小説玉璽物語 十六 ここは冀(き)州の都、鄴(ぎょう)である。鄴には州牧の府寺(やくしょ)がある。冀州牧であった韓馥(かんふく)も鄴の府寺に住んだ。 『ああ、天下の人傑はこぞって袁紹のもとに集まるが、なぜわしのところではない…

さりげない優しさ

さりげない優しさ こう暑いと人の心もすさんでくるようだ。夜になっても気温は下がらない。したがって寝苦しくて、「安眠?はて、どこの国の言葉かしら?」と首をかしげたくなる日々がずっと続いている。その日常の不快感、イライラをもろに他人に投げつけて…

美白と貧血

美白と貧血 最近、すごく顔が白い。美白化粧品の効果ってすごいな。美白はもういいから、次はお肌のハリとフェイスラインUPの化粧品を使おう。けっこうご機嫌で、そこの会社の化粧品を注文したのだ。 最近、疲れやすく根気がない。無性に眠い。これは異様な…

妖(もののけ)の涙――小説玉璽物語 十五

妖(もののけ)の涙――小説玉璽物語 十五 「婁(ろう)先生」 敬意を払って私は螻蛄(けら)を先生と呼んだ。 「尻がこそばゆい。好学と呼んでくれ」 螻蛄(けら)は私の肩の上でじーと鳴く。気のせいか、螻蛄の声が耳にやさしく響いた。 「それでは好学どのと…

妖(もののけ)の涙――小説 玉璽物語十四

妖(もののけ)の涙――小説玉璽物語 十四 ど、どっどっ。どっどっどっ。蹄の音が大地を揺るがす。いつの間にか眠ってしまったらしい、私は飛び起きた。 日は高く昇り、赤金色の光が寝藁の上で踊っていた。半ば崩れおちた窓から外を伺うと、白馬の一団が野面を駆…

妖(もののけ)の涙――小説 玉璽物語十三

妖(もののけ)の涙――小説玉璽物語 十三 冀州(きしゅう)から東北へ通じる街道に黄塵が絶えない。来る日も来る日も避難民が東北へと街道をたどった。 「どちらへ行きなさる」 木陰で憩う埃まみれの男に物売りが問うた。 「幽州です」 答えた声は若く、涼しい…

妖(もののけ)の涙――小説 玉璽物語十二

妖(もののけ)の涙――小説玉璽物語 十二 杏姐さんは袖で口もとを覆って欠伸をひとつした。ああ、もうすぐ眠りにつくのだ。 「お休みの歌を聞かせてくれる黒衣郎はどこにいるの?」 私はきょろきょろあたりをみまわした。黒衣郎はどこへ行ったのだろう。次の春…

お皿の思い出

お皿の思い出 このお皿、私のお気に入りです。 阪神淡路大震災の数年前、心斎橋のD百貨店で買いました。当時、私は本町の小さな会社に勤務していた。宮仕えはストレスがたまってしかたがない。だから週末になると、職業訓練校時代の友人と誘い合わせて地下鉄…

猫どんの家庭菜園

猫どんの家庭菜園 うちの猫、ベランダのプランターに茂った雑草を食べていた。猫用の草は好まず、えのころ草やすもうとり草の類を食べていた。 ベランダを片付けてからは、ネギが植わったプランターが二つだけになった。 猫どん、ベランダに出たがる。すっか…

超かんたん、おやつの作り方

超かんたん おやつの作り方 《 みかんゼリー》 今日は職業訓練校に通っていた時の友達と、大阪市立美術館で開催中の「日展」を見に行った。 久しぶりの「日展」は力作ぞろいで、ほんとため息がでるほどよかったです。 友達と近くの百貨店でお食事をしました…

妖(もののけ)の涙――小説玉璽物語 十一

妖(もののけ)の涙――小説玉璽物語 十一 中国歴史地図集 三聯書店(香港)より 埃だらけの梁の上でじっとしているのは息苦しい。蜘蛛の姐さんに別れを告げると、清々しい空気を求めて私は庭に飛び出る。深山幽谷の趣がある贅をこらした庭は、空気まで深山のそれ…

妖(もののけ)の涙――小説玉璽物語 十

妖(もののけ)の涙――小説玉璽物語 十 袁術という男、俗物と看た。私は南陽に来たことを後悔した。華の雒陽に侠気の男の子ありと称された昔がまるで嘘のようだ。そう、人は変わる、変わらいでか。ああ、一体、私は人間になにを求めているのだろう。妖(もののけ…

妖(もののけ)の涙――小説玉璽物語 九

妖(もののけ)の涙――小説玉璽物語 九 「冀州牧の韓馥(かんふく)という男、ずいぶんと袁紹を嫉妬しているそうね」 杏姐さんが口をすぼめて品良く笑った。笑いながら身をよじったので杏の梢が揺れ、物思いに耽っていた私は枝から転げ落ちそうになった。人の姿を…

妖(もののけ)の涙――小説玉璽物語 八

妖(もののけ)の涙――小説玉璽物語 八 月に誘われたのか胡笳(こか)の音が流れた。 胡笳の音はなぜこんなにも哀しいのだろう。そう、あれは人煙まれな砂漠を旅する者が、人恋しくて寂しくて人を求めて叫ぶ心そのものだから、哀しくて寂しい音色なのだ。月が美し…