とても嫌味な男がいた。 ごますりが上手くて、放埓で手癖が悪いときている。 気に食わぬ者がいたら、策を弄して奈落の底に引きずり落とす。 当時の官吏は、多少の役得なら目をつぶってもらえたが、この男の場合、大盗賊そこのけに朝廷の税収をくすねとり、懐…
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