2012-02-25から1日間の記事一覧

丁夫人の嘆き(曹操の後庭) 六十七

丁夫人の嘆き(曹操の後庭) 六十七 博労は、密書をたずさえた史渙(しかん)という男の護衛をかねて酸棗にきたのである。無駄を嫌う孟徳のことである、護衛をかねて義旗の風向きや敵情を探らせているのだろう。 義旗の本陣を遠ざかるのは孟徳にとって苦痛だった…