#小説

道尾秀介「鬼の足音」(角川書店) その二「鈴虫」について

鈴虫 *鬼の足音の足の字は、「恐」の字の心が「足」になった字です。環境依存文字なので、ここでは足音とさせていただきます。 今回は、この短編集の最初をかざる「鈴虫」です。 そろそろバジルさんが書店に手配した本が届いたころだ、電話してみる。 バジ…

「鬼の足音」 道尾秀介(角川書店) はすごい

「鬼の足音」はすごい。 猫守はびっくりした、道尾氏の才能に。(足音の足の字は本当は、恐の字の心が足になった字なのだ)環境依存文字なの。 その中の「冬の足音」がとくに光っていた。しかし、これは構成に苦労したろうな。しかも、この構成は二度と使え…