続びっくり！　インパクトありすぎだわ

　　　　　　　　　　　　　続　びつくり！　インパクトありすぎだわ

　例の堺市中区深井水池町の西尾家です。

　このあたりは西尾さん、東尾さんという姓が多いです。

鉄人28号があるお家の前を、はじめて通ったのは四年前のこと。鉄人に度肝を抜かれ、ええっ、なんだなんだと思った私の目は、さらに次の物体に衝撃をうけた。

　ガラスケースに収まった少し青みを帯びた白っぽい顔。

　『和への叫び』と題した顔です。

　自転車に乗っていて、水平方向でぴたっと目があったのです。ぎよっ！　肌色ならぞくっとこなかった。青みを帯びた白色は水族館でみたサメの腹の色、坊主頭がさみしそうだった。よく見ると端正ですが、夕闇のなかで心もとなく見えた。

　「和への叫びとは悲しいものかもしれない」と、ふと、そう思った。

　設置場所が変わっていたので　お伺いすると、子供さんがケースの角に顔をぶつけて怪我をしたので、塀の側の地面に降ろしたそうだ。逆光で撮ったので液晶画面が見えなくて写りが悪いです。「痩せる靴」というキャッチコピーが気に入って履いている私の靴が映り込んでしまいました。靴のサイズは大体23．5㎝です。顔の大きさを想像する目安になさって下さい。

　夜通ってみて新発見。

『和の叫び』の顔のなかに明かりが灯っていて(顔がランプシェードがわりになっている)、お顔全体が肌色に輝いていました。ありがたや、ありがたや。和を叫ぶ高僧のお顔でした。