周の文王と青狐

       周の文王と青狐
 
 
周の文王が羑里(ゆうり)に拘留されたとき、散宜生は塗山に至って青狐を得た。
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  河南省安陽市羑里城と周の文王像
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同じく安陽市の羑里城
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河南省安陽市の殷墟
 
これ(青狐)を紂(ちゅう)に献上したため西伯
(周の文王のこと)は難をのがれることができた。
 
 太平広記 狐一 周の文王より
 


 
 民間に流布した伝説でしようね。
 ちなみに青狐とは、青い狐のことでその皮を裘(かわごろも)とし、玄狐より尊ばれた。玄狐は黒い狐である。
 青金が鉛のことを言うので、青狐は灰色をさし今でいう銀狐のことだろうか?
 
 なお、写真はすべてグーグルマップから拝借しました。