日本一長い吊り橋

        日本一長い吊り橋

 奈良県十津川(とつがわ)村に日本一長い吊り橋があります。橋の名は谷瀬の吊り橋、全長が297.7m、高さが54mあります。橋の下をやせた十津川が流れています。このようにおとなしげな川です。明治の頃、川の側に畑や集落があったそうです。今はありません。川が氾濫して集落は流され、多数の死者がでました。被災者たちは新天地を求めて北海道へ移住したそうです。北海道の新十津川村は、この地から移住した人たちが作った村だそうです。
イメージ 1

友達が写真に凝っていてデジカメも上等のを使い、絶対に素顔がバレない加工を施してくれました。お手柄、お手柄。ほほほほ。

 今、集落は高地に移り、対岸とは長い吊り橋で結ばれています。ところでこの吊り橋、怖いこと怖いこと、ひどく揺れるのです。中程になると荒波にもまれる船に乗ったみたいで、「渡るんじゃなかった」と悔やんでしまいます。男性がロープにしがみついているでしょ、端っこが一番揺れるのです。真ん中に戻ろうとしても、ゆらゆら揺れに揺れてバランスがとりにくい。結局、恐ろしい目に遭うのです。
橋の中程に来ると、もう大揺れです。
 テレビのドラマなどで吊り橋で大立ち回りするシーンを見かけたことがありますが、
「ようやるわ」というのが感想です、本当に怖いてです。
 
はじめはコツがわからなくて、「どうしょう」と心中泣き泣きでしたが、床の横木を踏むと足下がのめり込まなくて、怖くないと悟りました。それと橋の中央の位置をキープしながら進むこと。それを守ると比較的ラクにすすめました。

この橋、「二十人以上で渡らないでください」「風の強い日は渡らないでください」、と書いてありました。
 奈良県では十津川、この川が和歌山県に入ると熊野川と呼ばれます。

イメージ 2

この写真は熊野神宮境内の八咫(やた)の烏にちなんだ黒いレトロなポスト。
境内は写真禁止なのです。