これって、ポルターガイスト?

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写真1、2は、知り合いに拾われた子猫「アル」ちゃん
3か月です。大きくなりました。
ネズミぽい顔(メリケンネズミのトッポジージョ)も整ってきて美猫になりそう。ちっともじっとしていません。写真、とりにくい。
うちのニヤンタ、アル君に攻撃されて、テーブルの下へ。防災用の飲料水や食料品入りの段ボールの隣で
「無礼な子猫だ。人の縄張りに入ってきて、挨拶もなしかい。しかもボクにかみつくとは」。すごく不機嫌。飛びかかってくる子猫に「シャーッ」と威嚇。そのまま部屋を出て行った。
親ばか丸出しの猫守は
「ニヤンタはえらい! 猫守一家にかみついても他人を絶対にかまない。子猫に喧嘩をふっかけられても相手にしない。わきまえているぞ」と、内心ほくほく。


ニヤンタが猫守の家に来て1週間くらいだったかしら。

いまでこそ階段が大好きで、階段でおいかけっこしようと誘うが、わが家に来てひと月くらいは、階段を下りることができなかった。
猫守にしたら、お部屋を汚されるのは2階だけですむから、それはそれでありがたかった。
ニヤンタが家族の一員になって1週間ほどすると、草木も眠る丑三つ時になると、夢うつつのなかで、ドタドタドタドタと何かが暴れる音が聞こえるようになった。
来る日も来る日も、猫守は夢うつつにこの物音をきく。夢の中で、猫守は起き上がって階段をみる。
するとなんとまあ、見知らぬ4匹の猫が、親猫と3匹の子猫が階段をダダダダッと駆け下りたり、駆け上がったりしている。
4匹はクリーム色に茶色の虎しまで、ニヤンタとはまったく毛色が違う。とにかく、その4匹が階段で運動会をしているのだからたまらない。音は煙突のような階段をはい上って来て、騒々しい。夢の中で思い切って目を開けてみる。
目がさめた。
あたりはしんと静まり返っている。
再び眠りに墜ちる。
またもやダダダダッ。
その幻想というか、妄想というか、半年ばかり、猫守はその物音に悩まされ続けた。

あれは、猫の霊? ニヤンタの親兄弟なのかしら?
その幻の猫たちの特訓のせいだろうか。
下の部屋で猫守がくつろいでいると、トコン、トコンと階段で音がする。なんだろ?
トコントコン。ドサッ。? ? ?
ニヤンタが姿を現した。
「あっ。階段下りることできたのね」
「ニヤー」
猫ながら得意そうな顔。  
おずおずというか、しゃなっしゃなっともったいぶって部屋に入ってきた。
用心深く家具の臭いをかぎ、ソファにぽんと飛び乗る。
おかげで、下の部屋のソファはぼろぼろ。爪を立てて飛び乗るのだ。

幻の猫たちの特訓、猫守には酷で酷で……。
今でもときどき、幻の猫たちに遭遇します。どういう猫なんでしょうか、ね。