のめりこんではいけない仙人食  後篇

仙人名                         食べ物
                             桃や李のはなびら
師門(しもん)

夏の孔甲(夏の桀王の父帝)の竜の飼育係
(御竜氏という姓をたまわった劉累と同一人物ではないかといわれる)


仙人名                         食べ物
                             菖蒲や韮の根を服用
務光(むこう)
夏の時代の人。耳の長さが七寸もあった。

殷の湯王に夏の桀王を討とうと相談をされたり、国を譲ると

持ちかけられたりと、世事のわずらわしさに水から石を背負って

水に沈んだ。四百年後にまた姿を現した。


仙人名                         食べ物
                             肉桂や霊芝
彭祖(ほうそ)

導引行気(どういんぎょうき)の法が得意で

殷の末年には八百余歳だったという

※導引行気とは道家の健康法で、導引は屈伸俯仰して筋肉と血行を整える体操で、
 行気とは深呼吸の方法という。
 エアロビクス.ダンスのクールダウンのときの深呼吸に似ていますね。


仙人名                         食べ物
                             肉桂を服用し水を飲んだ
范蠡(はんれい)

越の国の大夫となり、越王勾践(こうせん)が呉王夫差

を討つのをたすけた。のちに小舟に乗って斉の国に行き

鴟夷子皮(しいしひ)と名乗った。その後百余年もすると

陶の国に行き陶朱君になった。


仙人名                        食べ物
                            肉桂とヒマワリの種を亀の脳味噌であえた
桂父(けいほ)                     もの

漢の象林県(のちの林邑国、いまのベトナム南部)の人。

肌の色が時には黒く、時には白く、黄色に、赤く変わった。