行基さんの土塔

               行基さんの土塔
 
 
 ゴールデンウィークの間、バイトしていたのでどこにも行けませんでした。
 バイトの途中、少し足を伸ばして土塔に寄ってみました。桜のころは花見の衆が繰り出して賑やかなのですが、ひっそりとしていました。
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門の奥、左が土塔(どとう)
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土塔の全景です。
行基さんが民衆の協力を得て築きました。
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土塔の説明
 
 土塔は堺市中区土塔町にあります。
 土塔生まれの土塔育ちの方が言うには
「あれ土塔(どとう)なんて言わへんねんよ。わたしら土塔(どーと)と言うてたわ」
とのことです。
 土塔は土のブロックを十三層に積み上げたピラミッド型の土のまわりを瓦で包みこんであります。
 行基さんは天智天皇七年(668)生まれで、天平二十一年(749)に亡くなられましたが、四十九のお寺を建てました。その一つが大野寺です。行基さんの生家は知恵の文殊さんで有名な家原寺(えばらじ)で、受験シーズンともなると合格祈願の参詣者がいっぱい。
 土塔は大野寺跡にあって、道路の向かい側に新しい大野寺が現存します。
 行基さんは奈良の大仏造営にもかかわっています。近鉄奈良駅前に行基さんのブロンズ像がありますね。