ニサンザイ古墳
ニサンザイ古墳
この古墳は案内板にも記載されているように、
ところが、地元の人たちはこの古墳の雑木林から薪を拾い、堀の水を引いて田畑を潤していたので、策を弄して指定を逃れたそうです。(←郷土史研究家の話)
とにかく村の古老たちから集めた話をまとめたパンフレットによれば、水不足は深刻な対立を呼びました。中区に隣接する大阪狭山市の狭山池(さやまいけ。行基さんが灌漑用に作った池で、とにかく大きい)から、水を引いてくるのですが、日照りが続くと他所の村が用水路から勝手に水を抜いてしまうで、水が来ない。それで夜も明けぬ内から狭山池まで行って、水門を見張ったそうです。
村人のしたたかさ(懸命に生きてこられたのでしょうね)が、ニサンザイを天皇陵指定からはずさせたのですが、一体、だれがこの古墳に眠っているのかわかりません。
南側から望むニサンザイ古墳
ニサンザイ古墳を北側から望む
ニサンザイ古墳を北西から望む
画面左はしの白い石の群れは墓石です。ここの墓地はアレがでると有名です。
濠には鮒や鯉がいるんですって。魚釣りすると叱られます。ダメですよ。
ニサンザイという言葉の意味がわかりません。
JR上ノ芝駅の北には「ミサンザイ古墳」というのがあります。イチサンザイというのは聞きませんね。
木立がある丘はニサンザイ古墳の陪冢(ばいちょう)
今は公園になっている。