丁夫人の嘆き(曹操の後庭)　雑記四十　子午道と褒斜道(ほうやどう)

　子午道は秦代に作られたという。。つまり記録がないのである。西漢末、王莽は皇后に立てた娘が初潮を迎えたことを祝して、子午道を作ったと記される。

　　　　子午道から離れているが陝西省咸陽市の隋の煬帝の墓

褒斜道(ほうやどう)

　三国時代の褒斜道は、陝西省眉県から斜谷口→鸚鵡鎮→桃河鎮→太白県などをとおり留垻(りゅうは)県から石門水庫(ダム)がある褒城鎮を通って漢中に入る道である。

　　陝西省眉県の紅河谷　四嘴山　眼下に望むのは街道

上の写真は漢中市褒谷の碑

下の写真は陝西省宝鷄市の褒斜古道の案内板。

道路を通じるために様子はだいぶ変わっているはずだ。ここは秦嶺山脈のなかだ、

たとえてみれば日本アルプスや富士山クラスの山々がそびえている山脈である。

漢中市留垻県　紫柏山　風景地区になっている。

褒斜谷西門

　　漢中市留垻県の張良廟

　　　　　廟の中　張良と黄石公

真ん中の橙色の線が褒斜道。

　　漢中市　石門桟道　石門水庫の付近。

　　詳しい褒斜道の地図は

　　丁夫人の嘆き(曹操の後庭)　雑記　三十八　子午道の最後を参照してください。

写真はぐーくるまっぷから借用しました。