おいしいお漬物、その後

              おいしいお漬物、その後

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 おいいしいお漬物のその後です。
 お漬物がおいしいとご飯が進む。

 これは本当である、実証しなくてもよいのに私の体は正直に反応してしまった。つまり少し太ってしまった。しまった、こりゃいけない。しばらくお漬物は禁止。
 塩麹漬けの床(←これでいいのでしょうか?) をそのまま冷蔵庫に入れておいた。

 そろそろ漬物の禁を解いてもよかろう。また漬けてみようと容器を開けてみた。
 するとまあ、床の表面が月面クレーターのようにぷつぷつと穴があいている。それは潮干狩りに行ったときの砂浜みたい、貝が隠れていてぷっぷっと塩をはいているみたいな感じ。コップの中のソーダー水の泡。汚いたとえではメタンガスを吐くどぶ川。
 なんだろうと指でつついてみたら、ぶよぶよでのめりこむ。こりゃ生まれたての「おのころ島だぞ」と神話的な世界へと思いをはせる。
 なんとなく指先をなめてみたら酸っぱい。なんとまあ、私の塩麹漬けの床は醗酵して酢を作っているのだ。どうせならお酒を造ってくれればよかったのだが……。
 
 塩麹酒粕を混ぜたからなのか?
 お世話になった漬物の床だけど、おいしいお漬物をありがとうと泣く泣く処分した。

 後日、某メーカーのちらし寿司の素を買った。
 他のメーカーとの違いというか、《売り》というか使っている酢を太い文字で書いてある。
 「粕(かす)酢使用と。

はあ、酒粕からお酢ができるのだ。

 消費税がアップしたら自家製の酢もよいかな……真夏の昼の戯言です~っ。