#幽霊、心霊

あの世からのメッセージ、あなたはどちら?

あの世からのメッセージ、あなたはどちら? 少し体調が悪いくらいならそうではないのだが、 熱が出て寝込むくらいの、つまり病気になるときは、必ずといっていいが亡くなった母が夢に現れる。 夢から覚めると、ぼんやりして体が怠い。怠いなと思っているうち…

踏切の怪とサダコ

踏切の怪 とある私鉄の無人踏切を通るとき、「ああ、危ないな」と思う。少し遠回りをすると大きな車も通れるちゃんとした踏切があるが、面倒な迂回はまっぴらごめん。だから自転車どうしがすれ違うには、どちらかが降りて自転車をひいて歩かねばならない狭い…

冬の怪談

冬の怪談 我が家から自転車で十分ほど走ると墓地がある。直線距離だともっと近いが、なんせここはもと、村だった。今はS市に合併されてれきっとした市になった。郷土史の冊子をみると道幅は信じられないほど細く、人と人がすれ違うのがやっとだったので、後…

関羽の写真の怪

関羽の写真の怪 これじゃまるで心霊写真だ!怖い。関羽ファンの方、ごめんなさい。 「丁夫人の嘆き」を早く更新しなければと、細切れの時間をつなぎ合わせながら調べ物に没頭していたのです。写真の類は早い目にキャプチして整理をしておこうと、まだまだ先…

魔物から護ってくれた真珠の首飾り

魔物から護ってくれた真珠の首飾り ちょっと怖くて不思議なことなのですよ。 わたしの知り合いの、名前はA子さんとしておきます、仮名で見知らぬ人を傷つけてはいけませんからね。 A子さんはちょっと事情がおありで昔、お子さんと一緒に古びた長屋のような木…

幽霊の子守をさせられた少女

父が子供だった頃に本当にあった出来事です。 父が生まれ育った港町は北側に山があって、海の幸と山の幸に恵まれた美しい町でした。 昔はみんな貧しくて、小学校にも行けない子供が大勢いました。そんな子供たちは口減らしのために奉公にだされたそうです。 …

幽霊だと思うけど

幽霊を見たなどと言えば、わたし、変な人だと思われるでしようね。 でも、あれは幽霊としか思えないのです。 五年まえだったかしら、秋の夕暮れ、市営の墓地にお墓参りに行ったのです。 お盆やお彼岸には墓地は墓参りの人でにぎわい、食べ物を売る屋台まで見…

ムムッ。ニヤンタ、人語をしゃべる

あんなに驚いたことはない。 ニヤンタがうちの子になって二カ月くらいのときだ。 眠ろうとするとニヤンタが枕もとにうずくまってじっと私を見ている。 おやすみニヤンタ。ネンネの時間。ネンネ。 睡魔に首元までひきずりこまれながら言い聞かせる。 するとニ…